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y1: 再入門する

December 21, 2014

yoyo

公開時のURL:https://hmsk.hatenablog.jp/entry/y1

ヨーヨーを練習するにあたってウェブを漁ると、いくつかトリックとメンテナンスといった情報に充実したサイトが見つかる。

 ストリングやベアリングのメンテナンスの方法みたいな話は共通だが、トリックが重複はしているものの分類やレベルの分け方がまちまちで、いまいちどこを見るのがセオリーかわからない。

[https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/d/dc/1791-Yo-Yo-Bandalore.jpg/220px-1791-Yo-Yo-Bandalore.jpg:image=https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/d/dc/1791-Yo-Yo-Bandalore.jpg/220px-1791-Yo-Yo-Bandalore.jpg:right]

 Wikipediaを拝むと割と概要が掴みやすかった。A 1791 illustration of a woman playing with an early version of the yo-yo, then known as a "bandalore"の画像がじわじわくる。

 上に挙げたサイトで目にした"1A"とか何らかの分類だと思っていたものの説明もあった。大会の部門が異なるらしい。

Contest divisions
Currently, there are eight yo-yo divisions to compete in:

1A-The player uses a long sleeping yo-yo to perform string tricks which usually require the manipulation of the string.
2A-The player uses two yo-yos simultaneously to perform reciprocating or looping tricks. This tends to be the most visually entertaining style with some players incorporating acrobatics into their routines.
3A-The player uses two long spinning yo-yos to perform tricks that involve manipulation of the string.
4A-The player uses an offstring yo-yo, often releasing the yo-yo into the air and attempting to catch it on the string.
5A-The player uses a yo-yo with a counterweight on the other end of the string rather than having it attached to a finger.
AP-This is Artistic Performance where the yo-yoer uses any type of yo-yo or other prop in order to perform a freestyle.
1S-The player must perform 25 string tricks to the regulation standards and can only miss one trick.
2S-The player must perform 25 looping tricks to regulation standards and can only miss one trick.

 日本語に置き換えると、と思ったらWikipediaで日本語の方にも記載があった。1S、2Sが漏れているがこれはトリックの種類というよりフィギュアスケートでいう"ショート"みたいなものか。APは"フリー"にあたりそう。

1A:ワンハンドストリングトリック
ヨーヨー1つであやとりのような技を行う。
2A:ツーハンドルーピングトリック
両手に1個ずつ持って輪を描くタイプの技を行うスタイル。
3A:ツーハンドストリングトリック
両手に1個ずつ持って二つで1Aに近い技を行う。マーク・マックブライドが考案したベルベット・ロールというトリックからできた。
4A:オフストリングトリック (OS)
あらかじめヨーヨー本体から糸を外しておきディアボロのような糸、本体を独立させた形でのプレーを行う。デイル・オリバーが考案したオリバーズ・ロケットというトリックからできた。
5A:カウンターウェイトトリック (CW)
指に結わえるべきひもの部分に重りを付け、手からヨーヨーを独立して運動させることが可能なプレースタイル。カウンターウェイト(またはフリーハンド)と呼ばれる。スティーブ・ブラウンによって考案された。
AP:アーティスティックパフォーマンス
1-5A部門とは違い、芸術性を追求。ヨーヨーさえ使えば何をしても良い。

 昔やっていたのは1A, 2Aにあたるものだけ。まずは1Aからやってみることにした。というより他がなんか字面だけで難しそう。5Aは存在すら知らなかったので興味がある。

 各サイトを見ていると、どうも1Aの中でも難しさに合わせて並べていたり(Ladderというのを大会か何かで定義しているみたい)、1Aに該当するものが網羅的に置かれていたりする。難易度によって分かれていてもステップアップ的に挑戦出来ていける感じではなさそうなので、サイトの見やすさ、使いやすさから

に倣うことにした。何故かAndroidアプリもあるので、タブレットで見ながら練習出来るので便利そう。

Yoyo Tricks

 このサイトでは大会の分類の中に更に小さな種類で分けられているみたいで、1Aの種類的には該当するけど1Aに分類されていない(おそらく大会で使われないくらいにレベルが高くない)ものも別途まとめられている。ツリーにすると

 というようになっている。ざっと見た限り"Beginner Tricks"にあたるものは全部既にに出来るのと、"Picture Tricks"みたいなほとんどヨーヨーである必要もないあやとりは退屈なので、1A Yoyo TricksのString Trick Basicsから全部習得していくことにした。そこを越えるとやっと大会?のString Tricks(1A)だ。Unresponsive Basicsは引いても戻って来ないヨーヨーを使うやつで、興味が湧いたらそっちにいきたい。

使用するヨーヨー

 コロコロコミックで育った僕は、ちゃんとしたヨーヨーのメーカーというのはDUNCANとYOMEGAしか居ないのだと思っていたが、思ったよりいっぱいある。そして、何をどう選んだらいいのかがよくわからないし、種類もコロコロコミックの知識で最後。ファイアボールとかハイパーレイダーとかはどういう位置づけなの...みたいな様相で取り付く島もない。

 Yoyo Tricksで動画を眺めていると下に、「このトリックで使っているヨーヨー」みたいなのがあって1Aにあたるトリックでは、だいたいが

というのを使っている。しかもKitとなっているので都合が良さそうと思うも"Permanently Out of Stock"。代替になるものとして

を勧められたのでそれを買った。写真の通り、糸とオイル、ストラップが付いてくる。ヨーヨーの種類とかメーカーがそのうち分かるようになってから改めて漁ることにする。届いたSageはこの前Google Expressで見かけて買ったYOMEGAのファイアボールとは訳が違うくらい回るし、軽い。しかも安い($19.99)。似たようなパーツの入っていたYOMEGAのステルスレイダーはあの頃僕に5000円を請求したことを思い出すとつらいものがある。

メンテナンス

 メンテナンスに関してはYoYoExpert.comによくまとまっている。暇を見つけて見直せば良さそう。

 ストリングスとベアリング周りは昔と変わりが無い。いい感じの長さ(床にヨーヨーを置いておへそのあたり)でストリングスを切るとか、ベアリングにオイルを這わせて軸のネジ部には付けないよう気をつけるとか。

 ストリングスに大別して2種類あることはよくわかってなくて参考になった。ポリエステル製と綿、ポリエステルの混合製があって、前者は滑らかで指を滑らせられやすくて、後者は太くて強い。幸いどちらの種類も数十本ずつ手元にあるみたいなので使い分けを試してみたところ、前者はストリングス系のトリック、後者はルーピングトリックに向いていそうな感がある。