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くるりのこと

November 14, 2016

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公開時のURL:https://hmsk.hatenablog.jp/entry/2016/11/14/183300

とにかく良かった。贈ってくれた @asonas 、ありがとう。

アーティストによる自著ではなく、第三者が語るものについてはファンなのか友人なのかジャーナリストなのかよくわからない観点に対してもやもやして読むのを辞めてしまうことが体験があったのだが、本人たちの語っていることがほとんどを占めているおかげかするすると読み進められた。 ひとつだけ気になったのは、誰が何を喋っているかがわからずに混乱しやすいこと。著者が面々の発言の隙間を埋める中で「岸田が語る」、「佐藤が言う」みたいな繋ぎ方で終えて、次の発言者を示すものだから、あれ、これ誰の発言だったっけと数行後ろに戻ることが多々あった。

くるりについては好きな音楽を見つけては追うような年頃のときに触れることがなく、何曲かはフレーズを知っているものの曲名や年代もおぼつかなかったが、かつての同僚が結構ヘビーなファンだったおかげで動機が生まれた。当時の最新作であった、彼らの9つ目となるアルバムが導入となり、見事に本の中でも触れられていた「いつからでもファンが付くような活動の仕方」に助けられていた一人であるのかもしれない。

実際のところは面食らう曲の多さに、このアルバム以外には何となく覚えていた曲をつまみ食いするに留まっていたのだが、しばらくしてからのライジングサンで24時を回ったサンステージでの出番を前に機材調整で鳴らしたワンダーフォーゲルのイントロがとても気持ち良かったところから全ての曲を追い直した。本番ではワンダーフォーゲルを一切演奏しなくてむずむずさせられたままだったのが原因のように思う。勧めてもらった人とは既に同僚ではなくなっていたのが少し惜しかったので、読了後に連絡をとった。