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Shift - 複数アカウントを切り替えられるGoogleサービス専用のブラウザ

January 17, 2017

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公開時のURL:https://hmsk.hatenablog.jp/entry/2017/01/17/073000

Shiftは複数のGoogleアカウントの切り替えに対応した、Gmail (Inbox), Google Calendar, Google Driveの専用ブラウザアプリ。

Macのリソースを豪快に食べ続けるChromeを未だに使っているのは、Googleアカウントの切り替えが大きな理由になっている。やるべき作業や国などのコンテキストごとに切り替えるべきGoogleアカウントがだいたい4, 5つあって、それぞれのアカウントプロファイルで、Gmail(もしくはInbox)とGoogle Calendarのタブを常にピンしている状態を基本形とするようになって結構長い。

メーラーアプリを用いていることもあったがどうしても検索の面やアプリ自体の不具合にやきもきすることが多く、ブラウザアプリに回帰している。(それでもAirmailは気に入っていて、前職の仕事用のマシンでは丸2年は使っていた)

Shiftを使う上での難点としては、Googleのメールボックスを見る権限を与える必要があることで(おそらく受信通知や未読数の表示に用いている。ログイン自体のアカウントやパスワードはアプリ内のブラウザで入力する必要があるが、これ自体はアプリ側で取得はしていないものと見受けられる)。

リリースされた当初より、このアプリに目をつけていたものの、その際は権限を与える気になれず利用開始に至らなかった。少し経ってからProduct Huntでフィーチャーされたタイミングで結構利用者が伸びたのが伺えたので、まあ大丈夫そうかなという判断に至った。Fintech系のサービスに平然と銀行のログイン系の情報を与える時の気持ちに近しい。現状同権限を与えているサービスが他に数点あって、そちらよりはリスクよりも得られる利益が優先出来るかなというくらいの温度感。

これを乗り越えると、あとはいくつかのChrome Extensionを諦められれば、晴れて7年くらいぶりにSafariをメインブラウザに切り替えられるのではないかというところ。ただ、このShift自体がそもそもElectron製(のように見える)でChromeが走っていることには変わりがないのではという気もしないこともない。