UX Researcher というタイトルを日本であんまり聞かない気がするし、どういう状況なんだろうねという話をちょうど最近ハイジとしていた。メーカーの品質管理部門の中での派生としてのその職種は納得感があるのと、そういうところにはこういう職種がもっと眠っているのだろうと気づく。

大きな組織の中で担当を分割していった結果、職能というかもう少し突っ込んだ専門性が要求されるようになることで職種が生まれるのは妥当に聞こえる。

アメリカの会社に入ったときに、デザインチームに居るのにデザインはツールの使い方なんてからっきしだけど、インタビューや調査、報告までを専門にやっている同僚たちを知ってから、100 人も居ないスタートアップだとしても、デザインの文脈でのユーザーリサーチが独立した職種としてとても重要になるのを理解できた。

いずれ普通のことにはなるのだろう。今はまだ日本のスタートアップとかウェブ系の企業周りでそれをやりたいんだけどうまく成立してくれない状況にやきもきしている人たちが居るのが想像できる。VPoE みたいに都合の良いものを声の大きな人が見つけるまでもう少しかかるのだろうけど。