94: サブスクライバ
October 12, 2020
ポッドキャストという形で自身の音声を配信するというのを始めた。あまりポッドキャストポッドキャストしたものをポッドキャストすることには自信も興味もなかったため「始めました〜!」というのをオープンに言う前に、しばらく続けられるかとか、この形式にすることで自分が手に入れたかった新しい習慣が板に付くかの様子見をしていた。ようやく主題となっている Increment という雑誌の 1 冊 Documentation を丸々紹介し終えたので、外に出してみても引き返さないかなという気持ちになっている。
このポッドキャストを録るにあたって目論んでいたのは、音声の中で触れている
- 英語の文を一文ずつちゃんと読む訓練をしたい(普段仕事とかで斜め読みしがち)
- 頭にあることを人に伝えるために話す練習をしたい(プレゼンする機会が減って下手になってきている)
というのに加えて
- Increment のそれぞれの記事がどれも好きで人に読んで欲しい
- 物理版の Increment をいっぱい手に入れたけど、正味眺めて満足して漬物石状態になっているのが悲しい
- よくできているはずの anchor.fm を食わず嫌いしたくない(妻の export.fm では自前のウェブサイトを構築した)
などなど色んな意図が相まって音を録ってみるという形に至った。
Increment 以外にも好きなリソースである A Book Apart のいずれかを紹介したりもしたいけど、途方もなく積み上がった Increment をこなすのにしばらくかかりそう。回を重ねることでうまくできるようになり、更新が徐々に早まっていってくれるといいなと淡い期待を持っている。
お互いに影響しあっているのが、最近よく参加させてもらっている june29 Vlog だ。個人的な会話の中でこのポッドキャストのことを伝えたのが、Vlog の開始を後押しした面があると同時に、自分が露出して話すという機会を Vlog 上で何度も貰うことで、このポッドキャストの録音時の精神的な抵抗を弱めてくれている。
文章で表現するとどうしても推敲したり、落ち着き払って格好つけたりできてしまう面があって、実際の人物よりもずっと良く見える気がして、その自分の像を実際の自分だと勘違いして生きてしまい、本当はアホなことに気づいたり、露呈してしまって悲しくなってしまうことがある。逆に、こういう録って出しの音声でアホをアホのまま出すというのはとても自虐的な行為でもあるれけど、自分がどの程度の人間なのか常に受け入れ続けるには丁度いい舞台でもあるので、滅気ずに続けたい。
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