symlink-webpack-plugin を v1.1.0 に更新した
Feburary 13, 2021
年明けにプルリクエストをもらっていたので更新した。もう自分では使っていないプラグイン(かつてスタティックサイトジェネレーションの再ブームが来たときに surge.sh にパブリッシュするプロジェクトのために書いたやつを切り出したものだった )なのだけど、いくらか使う人が居るようで年に1度くらいリポジトリからの通知を受取ることがあって、頭の休憩として仕事とか現在取り組んでいるプロジェクト以外のコードを書きたいときに気休め程度に更新をしていた。
今回もらったプルリクエストは、その送り主の都合を満たすために破壊的な変更を行うもので、最初に見たときはカッとさせる性質のものであった。何となく無礼で強気に感じるコミュニケーションにはもっとどうにかならんもんかと思ってしまうけれどイシューじゃないだけ真剣に取り合いたくはある。こういうのを大きなオープンソースソフトウェアを回している人たちはもっと乱暴で、もっと不遜なものを、尋常じゃない量を受け取っているのだと思うと頭が上がらない。
結果としては、破壊的な変更を避けられ、一貫したインタフェースで望みの挙動をサポートできる形を数週のうちに見つけることができて、更新版の公開に至る。つまりプルリクエストを閉じて、新しく機能追加の実装を自分でやったのだった。使っていないけどテストを書いておいて良かった。当人にはベータを出した旨を伝えていたものの案の定返事がなく悲しいけれど、他に百を越えるプロジェクトで使われているようなので、それらに悪いことが起きず、良いことがあればいいなあ。
一通りの作業を終えてもうこれ以上ベータの状態を維持している必要もなかったなと思うも、1日くらいのうちにポロポロと直しておきたいものが出てきたので、急がない限りは正式な新しいバージョンを出す前に、プレリリースのフェーズを踏むのが良いと再認した。受け取ったものにカッとなっても、落ち着いて考えられる時間を持ってからコミュニケーションを取ると良いのと同じ。